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ura-sasa 妙高裏ササ日記

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2010年 04月 17日

ビーコン講習会 オマケ

外での講習の最後に出てきたのがPIEPSが出してるハイテクゾンデ iプローブ
ビーコン講習会 オマケ_a0115745_551961.jpg


ここまでハイテクに頼らなくても・・・というのが発売されたときの感想でしたが、今回の説明で欲しくなった。
 プロービングになったらこのゾンデを当たり前に使うのですが、ゾンデからも受信音が出てますが50cm以内にゾンデの先がヒットすると連続音で知らせてくれます。要はゾンデが埋没者に当たらなくても50cm以内の場所を特定できるということ。
 このことがかなりポイントで、ゾンデの先がヒットしなくていいので当たりの感触での間違いや迷いもないし、プロービングの練習をしてみるとわかりますが1m以上埋めるとヒットさせるのに意外と時間がかかります。(特に平地ならまだしも斜面になるとちょっとてこずります。斜面に対して直角にさすといいのだけれど、どうしても垂直にさしちゃう。)
 統計にもでていて捜索全体の時間を100とするとラフサーチ42%、ピンポイントに45%、プロービングに13%ということでピンポイントからゾンデでヒットさせるまでに6割の時間を使っています。これをiプローブを使うことでピンポイントとプロービングの時間を半分程度まで短縮できるとのこと。
 冬のパトロールの練習でなかなか苦労したのがプロービングだったのでこれは!と思いました。

 あとはアナログビコーンにたいしての受信感度。457kHzの周波数は変わりないけど、むかしは457kHz+-200が許容範囲だったのが今は+-80。オルトのF1は大体80以内に収まっているけれど、範囲内ぎりぎりにあるとデジタル側の受信距離が極端に狭くなったりするし、使っているうちに誤差も広がってしまったり、個体差もあるので注意が必要だそうです。
 PIEPS DSPだとこの誤差がどの程度あるか計る機能もついていて、知らなかったのでびっくり。PIEPS DSPはこの+-80以上に受信できるとのこと。(+-200だったかな?)
 トレッカーもこの誤差の範囲は広め、逆にマムートとアルバは狭い。DSPの場合、発見後の分離がアナログの場合確実にできないことがあるよう。

 
ビーコン講習会 オマケ_a0115745_5581765.jpg

丸1日、この景色を見ながらの講習はなかなか忍耐のいるところでしたがその成果はあったかな。

ps. PIEPS FREERIDEは欧米のゲレンデベースでパウダーを楽しむ、それこそフリーライダー向けに買いやすいように作った商品で、バックカントリーにはDSPを使って欲しいとのことでした。

by ura-sasa | 2010-04-17 06:07 | バックカントリー


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