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ura-sasa 妙高裏ササ日記

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2010年 06月 01日

一期一会の山へ

5月最終日の昨日。
予定していたのは白馬の杓子岳で張るのルンゼシリーズでしたが、予報をみたら雪マークもついて不安定な模様。腹案で出ていた猫又山は晴れマーク。気温も低めで無理して白馬に出かけてもってことで猫又山に決定。
毛勝は数シーズン前にいったことありますがこちらは初。下調べをするとどうもかなり歩く感じ・・・
しかも、スキーをかついでのアプローチが長くて山頂からも滑れない様子。もしかしてあまり楽しめないのではと不安をかかえつつも、初めてのとこなのでいってみなけりゃわかりません。
一期一会の山へ_a0115745_2258416.jpg

そんなわけで7時に名物の胴杉を眺めながら板をかついでスタート。
林道を延々歩くこと約1時間半、標高差400m。下調べどうりの長いアプローチ。帰りを想像するとますますいやになるアプローチが終わると猫又谷の雪渓が突然現れます。
一期一会の山へ_a0115745_2383483.jpg

雪渓のスタートからゴールまで丸見え・・・
しかも雪渓ゴールの鞍部から山頂までもかなり距離あることが丸わかり。あそこも下調べどうりだとスキーを使わず?使えず往復のよう。さてどうでしょう?
一期一会の山へ_a0115745_23124899.jpg

雪渓の上のスキー登行は快適。この時期にしては涼しく天気も良くアプローチの厳しさを少し忘れかけさせてくれましたが、稜線直前のつぼ足直登はきつかった。10歩上がっては一休み状態で前回の白馬鑓よりもキツイ・・・12:15稜線鞍部到着。でもここは雪渓のゴール、山頂はまだ先で標高で150m以上。純粋な稜線歩きのようでスキーをもってあがる必要はなさそうです。ガスも上がってきて展望は望めそうにもないので山スキーヤー的には山頂をあきらめてもOKなシチュエーションですが、Slowtrackさんと「もう一度滑りに登ることはないでしょう」という意見で一致。というわけで二人とも結構足に来てましたが山頂は踏んでおくことに決定。
一期一会の山へ_a0115745_23421152.jpg

ほぼ空身で山頂を往復すること約1時間半。目の前に見えるはずの期待の剣も雲のおかげでご覧のように。
感動の薄い山頂になってしまいました・・・
スキーデポ地の鞍部に戻ってよれよれの両足にスキーをつけて滑走スタート。
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雪の状態はOK。途中、落石やデブリ跡のため滑りずらいとこもありましたが、おおむね快適な斜面。ただその快適な斜面には泣きっ面に蜂のように雲が
一期一会の山へ_a0115745_23544195.jpg

まあ、天気に恵まれ,展望をたのしんで視界良好で快適に滑れたとしても猫又谷には2度と来ないかなー。アプローチの苦労の割りに滑れるのは標高差で約1000m、残りの800m近くは登りも下りも純粋な歩きはちょっと勘弁です。下調べどうりの残念な結果に。
お隣の毛勝のほうが滑りも楽しめるし、アプローチや最後の山頂への一登りも今回ほどの辛さはなかったと思います。毛勝はまた登ってダイレクトルンゼや他の場所からも滑ってみたい。
一期一会の山へ_a0115745_032256.jpg

「次は無いな・・・」と一期一会の山となった猫又山を背にまた苦難の林道歩き90分勝負へ


「さようなら猫又」

by ura-sasa | 2010-06-01 23:59 | バックカントリー


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